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聖なる秘宝を求めて……血脈と宿命のサーガ 富永電(あきら)は地元・天草の地金買取「天竺トレーディング」で働く29歳。 母は早逝し、ギャンブル依存の父と二人で暮らしている。 彼には幼少期から繰り返し見る夢がある。 曇天の海、死人のような影、仄暗い地下トンネル…… 不穏な夢と虚しい現実をもてあまし、未来を諦めかけた彼を追いつめるように、ある日、父が多額の借金を残して失踪し…… 第24回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」受賞作家・高浜寛が描きだす血脈と宿命の一大叙事詩。
今作は『潜伏キリシタンの秘宝をめぐる壮大な歴史ロマン』だそうです。高浜寛先生ファンの方ならば「先生が長らく準備されていた連載がようやく始まった!」という感慨があるのではないでしょうか。先生ご自身が「歴史漫画の醍醐味は取材である」と断言されている通り、出身地である天草に移住されて歴史や地理はもちろん、ついには古文書の解読に至るまで徹底的に取材されているそうです。壮大すぎて物語の全貌が見えるのがいつになるか分かりませんが、このサーガを皆で見届けましょう!