漫画家お父さんと息子たちのお遊びスタイル
「私はカレン、日本に恋したフランス人」が終わってカレンさんロスになっていたのもつかの間、また素敵な新連載が始まってくれてありがとうありがとう… まずは次男くんの絵本読書スタイルが描かれましたが、不意打ちの“プリン”が脳裏にこびりついて離れない。 冒頭で「誰でも一生に一度は絵本を作れる っていうか作るべき」って書いてあったけど…お父さん、描いちゃうのか…?
フランス人の妻と2人の息子と暮らす、漫画家・じゃんぽ~る西。ある日、1歳の次男に絵本の読み聞かせをしていて気づいたこと、それは「ストーリーを全然気にしてない…!?」「物語作り」に悩まされてきたプロの漫画家としては衝撃的な発見。父として、そして漫画家として、「絵本」が子供を惹きつけるその謎を探るべく、「絵本考察」の旅に出る――!?家族の日常を唯一無二の視点で切り込む、新感覚コミックエッセイ!
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※
連載ではちょくちょく読んでいたけど、単行本でまとめて一気に読んで「真の面白さ」を知った気持ちになりました。立場関係なくだれが読んでも面白い。
・特に好きなところは?
絵本作家のあさくらまやさんに会いに行く話で、付き添いの小百合ちゃんにキレられるところ。
・作品の応援や未読の方へオススメする一言!
「癒やし」や「微笑ましさ」だけを求めているなら、正直この漫画はオススメではないかも。親ではない自分が読んでも、幼児の子育ての壮絶さが伝わってきて「うおお…!」となることが多いです。ただこの漫画はそこを押し出しては描かれておらず、子育ての参考になるかどうかは自分にはちょっとわかりません。持ち前の画力の高さによって子はとにかく可愛く描かれているし、大変な場面もコミカルな演出を交えており大変読みやすいです。個人的には子育てマンガとしてというよりも、「面白いマンガ」として全人類に読んでほしいです。