「かわいい」にコンプレックスがあった女子が「かわいい」をつくる!
かわいいものが大好きな柔道少女・ユメは、好きな男の子に可愛いものは似合わないと言われてから自分の気持ちに蓋をしてきたけど、クルルというキャラクターへの強い愛でファンシー会社に就職。そこで今まで蓋をしてきた思いを一気に開放する!という話。ユメちゃんはガタイもデカくないし顔もめちゃくちゃかわいいんだけど、服装は男性的なものを見に付けているのでちょっとチグハグ感があったから、これから好きな服を着て、好きを開放していったらどうなるのか楽しみ。
人はカワイイものをみると自然に表情筋が緩んで間抜けな顔になるけれど、自分はそうはならない!と心に決めている少年が、クラスメイトのかわいい子に対して顔に出ないように日々奮闘するという話。
この話に出てくるかわいい女の子が、ニコニコして愛想が良いザ・女の子って感じではなく、常に表情筋が緩んでいるボーっとした子なのがとてもいい。わかってらっしゃる。
でも当の主人公少年本人は、実は彼女の本質を見ようとせずに表面的な部分だけを見てかわいいと思っていたことに気付くという展開。案外深い話なのがとてもよかったです。