歌舞伎町で「プロボノ(自分が持っている専門スキルを無償で社会に提供するボランティア活動)」を行なっているギャル弁護士の久語。依頼人の思い出の品を報酬としてもらっているようだが、暴力沙汰に巻き込まれて怪我もしているのでどう見ても割には合っていない。久語がどうしてそこまでするのかという疑問と、都市伝説「歌舞伎町の幽霊」と何か関係があるのかな?
弁護士れいな先生の百面相が素敵
ものすごくにこやかな表情から、通常モード、セリフと相まって自身の心の闇を見せる表情、少し昔のハードボイルド漫画のような男前っぷり。 れいな先生がとても良いキャラクター。 強そうなのに、「ご自身を一番大事にしてくださいね」という気持ちも分かる。 しかし、ものすごく短いタイトルであっても、作品の内容がちゃんと表現されていたのに、ちゃんと理解しきれなかったのは、昨今の長いタイトルに慣れきった弊害だろうか。 ギャルで弁当でなくギャルで弁護士だし、ギャルなのに弁護士っていうおふざけ系かと思いきやサスペンスだし、コミックス表紙は怖い話のような様相だし、実際(人間が一番怖い的な)アングラな怖い話だし。 なんだこの作品は。すごいぞ。 初連載でこんな勢い、すごいぞ。 第一話は常に無料公開とあったので、興味を持たれた方は第一話だけでもぜひご一読を。 こういうアングラな作品を描かれる方っていうのは、どういう取材や生活をされていて、ストーリーを思いつくんでしょう。知りたいような、知りたくないような。