30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい 豊田悠
BARBARITIESの感想
BARBARITIES 鈴木ツタ
※ネタバレを含むクチコミです。
昔々のどこか遠い異国の話。国の宝である司法卿に届いた脅迫状への対応策として、アダム子爵が警護に任命された。だがこの子爵、老若男女の全てを虜にしてしまうようなとんでもない色男。その色男が司法卿の甥である超堅物のジョエルに本気の恋をしたから大変なことに…!? 真逆な二人のハラハラする恋の駆け引きを中心に、他国の次期国王と従者達の気になる面々も携えて、話題の異国ロマンが遂に登場。
昔のヨーロッパを思わせる設定。
(だけど作者さん曰く「架空」らしい)
どうしようもない放蕩者だったアダムが堅物で真面目なジョエルに一途に本気になった。
途中は王座を巡る血生臭い争いに巻き込まれたり実際に殺人まで起こるけど、全般にアダムのジョエルへの愛が溢れてる。
何度か「最悪の結末になるからやめてー!」ってドキドキする箇所があったりしたけど、どんどん先を読みたくなる作品だった。