50年後に廃墟と化す日本を救うために歴史を修繕する、雀荘で
50年後に廃墟と化す日本を救うために歴史を修繕する使命を背負ったリペアマンの漫画。 歴史のターニングポイントになるのはいつも麻雀。麻雀の勝敗が後々に日本を救う研究者が殺されるかどうかが決まってしまうから、リペアマンはありとあらゆる手を使って勝負を操作しようとするっていう、SF感のある麻雀漫画。 終始シリアスなんだけど、四暗刻であがれるのに、あがったら一緒に打ってる顔の怖いおっさんにボコボコにされそうで怖いから、崩して適当にやってたらハイテイで九連宝燈とか、ある意味どうしようもないほどのバカ麻雀漫画でどうにも笑ってしまう。 麻雀が少しわかると楽しいと思う。最後は結構爽やかな終わり方でかなりいい。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※
久しぶりに読んだがむちゃくちゃ壮大なストーリーだった。未来の日本が核により廃墟になるがそれを防ぐために未来から「リペアマン 修繕屋」が来て登場人物に関係していくという内容だが、関係の仕方が「突如現れる龍の絵の郵便箱に願い事を入れると願い事が叶う」と設定があり願い事を入れるとリペアマンが登場する。基本の話としてはタイムパラドックス麻雀人情ストーリーなのかな
・特に好きなところは?
全編通して妙な説得力と勢いがあるところ。
「今なら間に合う、『能條純一の漫画』を読むんだ。あんたも『能條純一の漫画』を読めばわかる」
・作品の応援や未読の方へオススメする一言!
正直どれだけ能條純一の漫画を読んでるかで楽しさは別れると思う。「翔丸」「月下の棋士」「哭きの竜」「ばりごく麺」「無力の王」などを読んできてる俺には「能條純一の漫画はヤワじゃない」と思うが他の人はどう思うだろうか・・・
「翔丸」に関してはこれより詳しい記事は存在しないと思う