異世界から帰ってきたおじさん
異世界から帰ってきたのは2017年。 当時の日常がすでに古くなりつつあるのが少しさみしい。 最近、「SEGAのハードを選んだ人間」Tシャツが発売されていたのを思い出してしまった。 プレゼントしたら、おじさんはうきうきと着てくれるんだろな。 異世界の人間は現実世界の人間ではないから、オーク以外、美男美女だらけなんだろうか。 おじさんの扱いがひどすぎて泣けてくるし、ものともせずに過ごすおじさんにも泣けてくる。 ツンデレに気づかないのにも泣けてくる。 でもツンデレだなんて、そんな細かいことに気づく感性があったら、変な勘違いを続けてやばい人になっていたかもしれないから、鈍感なくらいがちょうどよいのかもしれない。 異世界で必要なのはチートな能力に加えて、人々に紛れ込めば埋没しそうな容姿。 ひとつ勉強になった。
異世界もので久しぶりにハマりました。
かっこいいヒーローじゃなくて汚いおじさんが主役なのが斬新。 よくあるチート級の勇者や少女ではなく、まさかのおじさんのまま…でも最強という、今まで色々とありきたりだったものを覆してくれる作品です。
ストーリーはおじさんの異世界体験を記憶の魔術で振り返っていくというのがメインですが、話の間にはさまる愛が熱くて面白いです。とにかく笑えます