キラキラネームっ子は、そろそろ社会人に増えてくるんだろうか。
親がつけた名前を子が気に入るかは、子供の趣向と時代の流れによる。 普通の名前に見えても、なんらかの不満があるものだと指摘されているのに好感を抱いた。 いやでもしかし、作中に登場したキラキラネームが予想外にキラキラネーム。 輝きすぎて、まぶしい。 特徴的な名前だと、名前に合わせて生きなければ、周囲に違和感を与え、それでまた生きづらくなるって、嫌なスパイラルまで登場。 今は役所の人が一応止めるという話を聞いたけど、実際はどうなんでしょうね。 シワシワネームが標準の昭和後期生まれには、今の人気名付けランキングすらキラキラに見えてしまうんだけども。
名前に合わせたキャラづくりして周りからだけでなく自分も好きになれるような生き方してるベリィちゃんかっけ~!田中ちゃんと仲良くなっていくのもかわよ~!と思ってたらああ~~~~…とにかく読んで欲しいのであんまり内容言いたくないんですが…。
妙子ちゃんが「自分の名前大好きな人とかそんなおらんから!」って言ってたの見て「ほんまや~!確かに!!」ってすごい説得力があって感銘を受けました。子どもの頃は割と親への反抗心やらなんやらでそういう人多かったんじゃないかな…。どんな人でも実際のところはわからないよなあ…。
そんなもんだよね!って流すわけではないけど、名前とか固定観念とかこうあるべきみたいな、そういうのみんなが気にせずに自分の好きなように生きられたらいいなあと思いました。
絵もめちゃくちゃ可愛いし話も起承転結といった構成が本当に素晴らしくて最高過ぎて…最後はもう二人が愛おしすぎて泣けるので超絶おすすめです。
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