「狼の娘」感想
周りの人たちとの違和感をずっと胸に秘めながら、自分を抑えて生きてきた月菜。それはどれほど不安なことだったろうか。そして初めて出会えた仲間と言える存在。一度自由を感じてしまった心は、もう止めることなど出来ないんだろうな。ここから本当の意味で彼女の物語が始まっていくのかな。話も面白いし、キャラの凛とした雰囲気も好みだし、続きもめっちゃ気になる!
狼と少女が織りなす青春ファンタジー開幕! 月菜は、受験を控えた高校3年生。誰にも言えない秘密を抱えて、日々を過ごしてきた。ある日、アルバイト先で不思議な男性・颯と出会う。秘密を言い当てられて、驚く月菜。新たな出会いが月菜自身を大きく変えていく――…。「私は何者なのか?」心に生まれた問いの答えとは…?運命の輪が廻り出す、青春ファンタジー開幕!
1巻読了。
月菜は、高校三年生。1歳の時に現在の両親の養女となった。
スポーツ推薦で、進路は決まっているが・・・。
自分のあまりの運動神経の良さに疑問を抱きながら生活していたある日、帰宅途中に大きな白い犬に出会う。
その匂いを嗅いで懐かしさを感じる。
別日、バイト終わりにワインの試飲を薦めている颯と出会う。
そして、颯から変わった匂いがするので話をしたいと持ち掛けられる。
その話を聞いてみると・・・。
分かりやすいお話で、これから先月菜の運命がどう変わっていくか楽しみにしたい。