狼少女をめぐり、黒狼と白狼が激突! 高校生の月菜は、人と違うことに悩んでいたが、実は“狼人(おおかみびと)”という、人間に変身できる狼だった。それを教えてくれた黒の狼人・颯と白の狼人・霧斗。二人との交流から、自分のことをだんだん知るようになる。大学受験を控える中、月菜は意図せず変身してしまう体質に! 不安と恐れから、受験辞退を考える月菜は、母親と衝突してしまう。ここにはいられないと家出した月菜は、颯の家族が営むワイナリーで働くことになるけれど…!? 新たな一歩を踏み出した狼少女の青春ファンタジー。
1巻読了。 月菜は、高校三年生。1歳の時に現在の両親の養女となった。 スポーツ推薦で、進路は決まっているが・・・。 自分のあまりの運動神経の良さに疑問を抱きながら生活していたある日、帰宅途中に大きな白い犬に出会う。 その匂いを嗅いで懐かしさを感じる。 別日、バイト終わりにワインの試飲を薦めている颯と出会う。 そして、颯から変わった匂いがするので話をしたいと持ち掛けられる。 その話を聞いてみると・・・。 分かりやすいお話で、これから先月菜の運命がどう変わっていくか楽しみにしたい。