「 #作家は経験したことしか書けない 」がTwitterのトレンドになっていたのをキッカケに読みました。にコメントする
崖っぷち少女漫画家、レディコミ沼にハマる
「レディコミにオチはいらない」は名言
崖っぷち少女漫画家、レディコミ沼にハマる 池田ユキオ 紺ことり
名無し
バナー広告でお馴染みのレディコミ。女同士のマウンティングや、嫁姑問題、虐待etc…。読んでるとは人に言いにくいけど、やっぱりこういうドロドロした怒りや絶望を描いた作品って面白いんですよね。 後味の悪さすらも作品の魅力だから、「え、ここで終わり?!」みたいな投げっぱなし闇落ちエンドも全然あり。レディコミを初めて読んだときはこれに驚きましたね…やっぱ文化なんだなレディコミの。 そんな「レディコミ沼」とはどんな場所かを、沼にハマりたての少女漫画家を主人公に描いたのがこの作品。面白かったです。 (ただ個人的にはもっとレディコミの魅力や界隈の事情を掘り下げた話が読みたかったので、主人公が作品作りのためのネタ(リアルレディコミ展開)探しいそしむパートはちょっと退屈でした。) しかし、 「大人になった女にはクソみたいな現実がふりかかってくる!」 「(中略)その他整形・SNS中毒・DV・毒母・エトセトラ。それをぜーんぶエンターテイメントにするのがレディコミ!」 というレディコミ愛…自分がハマっている沼への情熱を感じるこの素晴らしいセリフを読めただけで読んだ価値があったなぁと思います。 1巻66円で全4巻なので、少しでもレディコミが好きならぜひ。
特装版「女が叫ぶとき~戦争という地獄を見た~」
「ヒロシマのおばちゃん」を読みたくて購入
特装版「女が叫ぶとき~戦争という地獄を見た~」
ひさぴよ
ひさぴよ
https://www.shogakukan-cr.co.jp/book/b110795.html 『漫画が語る戦争 焦土の鎮魂歌』(小学館クリエイティブ)で読んだ曽根富美子の短編「ヒロシマのおばちゃん」が衝撃的だったので、もう一度読みたいと思って電子書籍版を探してたら、この短編集に収録されていた。 「ヒロシマのおばちゃん」以外の短編は、戦争の話というよりちょっと昼ドラっぽい話が多いものの、それでも表題作を読むためだけに買っても損はないと思う。 作品の詳しい時期は分かってないのだが、状況からして1990年代頃の設定と思われる。広島での戦争体験を語り継ぐの”一人のおばちゃん”を通して、戦時中の自身の半生を振り返るところから物語は始まる。巧みな語り口と、曽根先生お得意の、不幸で陰湿な心理描写にグイグイと引き込まれてゆく。そしておばちゃんは不幸のドン底と同時に、原爆の日を迎えるのだが…。 変わり果てた広島の街を、怨念そのものとも言える鬼気迫るタッチで描き出し、一度目にしたら忘れられないような光景がこの漫画にはある。おばちゃんは最後に「あれは地獄だったよ」とだけ語る。と同時に、この出来事が教科書の中のたった数行に収まってほしくない、と願うのだった。 個人的には「はだしのゲン」と同じく、ぜひ読み継がれてほしい戦争漫画の一つだ。
結界師の一輪華
何もしないことで、蔑んできた奴らを見返す
結界師の一輪華
ゆゆゆ
ゆゆゆ
のはやめて、老後に備えて少し働きます。 少しだけ、少しだけですよ?! という始まりです。 考えたら、最初からフラグはたっていた。 いつも優秀な双子の姉と比較され、周囲からは残り滓だのなんだの言われ、両親も姉を贔屓し、能力が低いと虐げられてきた。  でも覚醒したら、めちゃ強。 能力も式神もめちゃ強。強いってもんじゃないくらい強い。 強いものが正義の世界なので、強いとわかれば皆手のひらクルン間違いなし。 覚醒を詳らかにすると思いきや、残念ながら覚醒したのは、家族に受け入れてもらいたいという願いが消え果てたあと。 全力で覚醒した能力を隠し、能力なんて関係ない普通の仕事に就いて、一人悠々自適な老後を過ごすことを目標にした。 なんて健気…と思ったところで、本家ご当主様の登場。 主人公の強さに気づいたのはご当主様ひとり。 当主母も力が弱くて気づかず、主人公家族も気づかず、学校はみんな学生だからか気づかず。 能力の弱い人が周りに多すぎて、この世界は大丈夫だろうかと不安になってくる。 さらに主人公がなぜ覚醒したかもわからない。 わからないことが多いけど、離婚条件がついに成立したと主人公が喜び、なんやかんやあったところで2巻終了。 気になるところは3巻以降にわかるんだろうか。 離婚条件の成立が想定外に早くかった。 こんなに早く終わる条件なら、主人公もノリノリで応じて、式神は騙されていると心配するよねえと得心してしまった。
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