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『三体』の劉慈欣さんが原作。
『三体』の劉慈欣さんが原作。
『三体』の劉慈欣さんが原作。
最初に『神様の介護係』の存在を知ったとき、驚きのあまり三度見してしまいました。そして、同時にこうも思いました。
そんなの、絶対面白いじゃあないですか……。
皆さんは『三体』は読まれていますでしょうか。今世紀を代表するSF小説で、『火の鳥』を髣髴とさせるほどの超大なスケールの物語。『三体』自体も中国国内ではコミカライズされているようですが、日本でも可能なら『アフタヌーン』辺りで本気のコミカライズをして欲しいですね。
この『神様の介護係』で気になる作画を担当するのは『
午後9時15分の演劇論』の横山旬さん。この組み合わせを考えた方が誰かは分かりませんが、英断だと思いました。劉慈欣さんの原作に対してどんな絵を当てるかと考えると、結構ハード目で青年誌寄りのタッチの方を選ぶのが自然な気がします。しかし、そこであえて少年マンガ系の横山旬さん。これがピッタリとハマっています。
1話を試し読んでいただければ解る通り、開幕からバリバリに独自世界の色を出してきます。濃密な作画と設定によって倍くらいのページを読んでいるような感覚に陥るほど情報量が多いです。それは、松井優征さんも授業で行っていた通りマンガとしては非常に優れている状態です。
横山旬さんの絵は、アクションや表情も気持ちいいんですよね。少年誌的テイストで間口の広いエンターテインメント色を出しながらも、そこは劉慈欣さんの世界ということでセンスオブワンダーを与えてくれます。
1冊完結で、非常にコンパクトですが満足感の高い仕上がりとなっています。SF好きの方は、押さえておいて損はありません。
そんな今夜、漫勉新シーズンが手塚治虫さん回放映なのは因果を感じますね。
ある日、地球の静止軌道上に約2万隻の奇妙な形の宇宙船団が飛来し、そのままピタリと静止した。船団とコンタクトがとれないまま半年が経過した頃、アジアのとある村では、少女ジーハンが突如、上空から落下してきた奇妙な老人と出会う。やがて世界各地でも、ジーハンが遭遇した老人と同じ格好の高齢浮浪者が多数目撃され始める。その数なんと約ニ十数億人。いったい彼らの目的は何なのか?中国SF小説「三体」の劉慈欣の短編小説「老神介護」を横山旬が鮮烈にコミカライズ!
ある日、地球の静止軌道上に約2万隻の奇妙な形の宇宙船団が飛来し、そのままピタリと静止した。船団とコンタクトがとれないまま半年が経過した頃、アジアのとある村では、少女ジーハンが突如、上空から落下してきた奇妙な老人と出会う。やがて世界各地でも、ジーハンが遭遇した老人と同じ格好の高齢浮浪者が多数目撃され始める。その数なんと約ニ十数億人。いったい彼らの目的は何なのか?中国SF小説「三体」の劉慈欣の短編小説「老神介護」を横山旬が鮮烈にコミカライズ!