最近お葬式に出る機会があり、たまたまですがタイムリーな作品として読ませていただきました。
このマンガでは主人公は近しい親戚である祖母を亡くしていますが、お葬式という儀式、ひとつの定まった「かたち」を通ることで、ちょっとずつ故人が旅立ってしまったことを実感するというのが「悼む」ということなのかもしれません。
厳かで静謐な作品でしたが、自分の場合は本作を読んで癒やされたというのか、なんだか少しほっとしたというか、楽になりました。自分でも少し気を張っていたのかもしれません。今読めてよかったです。
しばらく会っていなかった祖母。彼女についての報せがあったのは、年が改まってすぐの頃だった。(週刊漫画TIMES2023年2/17号)