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人の一生はある意味平等だ。生きたくても死んでしまうこともあるし、死にたくても生きてしまうことだってある。

優しくて明るくてみんなに愛される友人が若くして亡くなった。夢も希望もなく生きている自分は生きているのに。親にも愛されていない自分は生きているのに。
幸せとは、生きるとは、それらの意味とは。
始発を待つ居酒屋で交わされる何気ない会話に、生きる上で直面する根源的疑問が溶けている。

サリンジャー『フラニーとゾーイー』に匹敵するくらいの哲学的会話劇。たった10ページなのにここまで濃密に人間を描くなんて。

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19番目のカルテ 徳重晃の問診

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19番目のカルテ 徳重晃の問診
野愛
野愛
体調が悪くなると医療漫画が読みたくなることないですか? とは言え重たいともっと具合悪くなるので、できれば前向きだといい。さらに言うと1話完結で読みたい分だけ読めるといい。 というわけで19番目のカルテがぴったりなんです。 どこかが痛い辛いときってもちろん治したいのは当たり前だけど、まずは安心したい気持ちが強い気がします。 原因がよくわからず「ストレスですね」とか「体質ですかね」とか言われると、どうしていいか途方に暮れてしまいます。病気じゃないのに仕事や学校休めないし……。 その一方でなんとなく「ストレスかなあ」「疲れかなあ」と不調をやり過ごしてしまうこともあります。病院行くの怖いし……。 という気持ちが自分にはあるので、この作品に出てくる患者さんたちも相当悩んで苦しんで怯えて病院にたどり着いたんだろうなあ、そういう人たちに寄り添う徳重先生、滝野先生は本当に素晴らしいなあとしみじみ思います。 そしてもうひとつ、自分のことを正しく大事にしないとなあとも思います。これくらい大丈夫と思わずに、休むときは休んで健康診断も受けて病院ちゃんと行こうと誓いました。
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