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ほんとうはすべて知っていた。心の底流(undercurrent)が導く結末を。夫が失踪し、家業の銭湯も手につかず、途方に暮れる女。やがて銭湯を再開した女を、目立たず語らずひっそりと支える男。穏やかな日々の底で悲劇と喜劇が交差し、出会って離れる人間の、充実感と喪失感が深く流れる。映画一本よりなお深い、至福の漫画体験を約束します。「今、最も読まれるべき漫画はこれだ!すでに四季賞受賞作で確信していたその物語性と演出力に驚く。豊田徹也は心の底流に潜む、なにかの正体を求めるように静かに語る。」――(谷口ジロー)
そうですよね、人殺しまでは言い切れないですよね。
ただ、火を見ているシーンが印象的なんですよね。
あと、かなえがバーナーを貰いに廃業した風呂屋を訪れた時に、放火された家を見た後の描写を見ると、彼女は悟が放火したことを薄々勘づいていたのではないかと思ってしまうんですよね。
勘づいているものの、結局悟に聞くことはできなかった。最後まで悟の心の奥底を見ることを怖がっていたようにも見えます。放火された後の家を見た後、池を見つけるまで彼女は顔を背け続けているのが、それを意味しているような気がします。
なぜ怖がるのかは、逆に自分の心の奥底を覗かれるのが怖いからなんですかね。。堀とは全てを打ち明けて欲しいと思いながらも、そうはならないんじゃないかと不穏な空気を感じました。
堀さんは自分が殺された女の子の兄であることを打ち明けたりはしなそう(サブ爺も黙ってそう)。全部を言う必要はないし、言わなくても一緒にいれるんじゃないだろうか。
言わないと悟と同じになっちゃう気がしてきた。