川島・山内のマンガ沼で「以外にも」強く紹介されていたので、読んでみたのですが…「みんな救われねぇ」の一言に尽きます。
一番同情したい被害者は店長の息子・ハルキ、一番大嫌いな加害者は地主の娘・ちふゆ、そして最後まで見届けたい加害者にして被害者の深愛。
深愛の母は歪んだ愛情を持って娘を育てた毒親(毒母)であるため、自己肯定感(自己愛)が皆無な深愛は負の連鎖の犠牲になった人物です。

4巻で見せた新展開が「俺以外の人(ヤツ)だったらソイツ殺していいですか」と発言するハルキ…地獄の年貢の納め時は衝撃の展開になるのは確定してますよね。

申し訳ありませんが、「以外にも」は誤植で、正しくは「意外にも」です。

自己愛を持って「わかりやすく」他人を踏みにじっているのが、ハルキの幼馴染のストーカー・ちふゆ。
自己愛でもって自らの欲望の醜さを欺き、自己正当化に終始しているのが、店長。
無自覚で悪意なき自己愛によって、周囲を巻き込みつつ泥沼(泥濘どころの話じゃない事態)に落ちていきながら、落ちてゆく自覚すらないのが、主人公の深愛。

悪い夢だといいのにな

悪い夢だといいのにな

【第75回 ちばてつや賞 ヤング部門大賞受賞作】妄想癖のある田岡さん。表向きは人に合わせていい子を演じているが、裏では万引きの常習犯だったり、床に食べ物をぶちまけたりする日々。ある日彼女は、バイト先で一人の男に会うが、その顔にどこか覚えがある。一体どこで出会った人だろう?(週刊ヤングマガジン2016年51号)
試し読み
ぬかるみのしょくたく
泥濘の食卓 1巻
泥濘の食卓 2巻
泥濘の食卓 3巻
泥濘の食卓 4巻
泥濘の食卓 5巻
ストアに行く
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
この作品のお気に入り度は?
星をタップしてお気に入り度を入力しましょう
メモ(非公開)
以下のボタンから感想を入力することができます(別ウィンドウが開きます)
感想を投稿
完了する
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
複雑どころか不穏でヤバすぎる泥沼劇の結末を見届けたいにコメントする