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「5年生きてたら、かなりのラッキー。それがオレ達ノラ猫の一生なんだ。」街の片隅で暮らしている、ノラ猫の七生とマチ。彼らは人間たちが作った「食卓」で食事をとり、死と隣り合わせのなか必死に生きていた。そんなある日彼らは、「猫を可愛いと思ったことなんて、一度もない」という人間、成田淑乃と出会う――。人間と共に、地域で生きる「ノラ猫」たち。自由で気ままに見える彼らだけれど、本当にそうなのだろうか?彼らのリアルな生き様を描いた、リアル猫ストーリー第1巻。電子書籍限定特典として、描き下ろしマンガを収録!
野良猫が生きていくための過酷でリアリティがあるお話でした。
小さなころに捨てられたマチと地域の親分的な七生達が銭湯に入り込んでから話が始まる。
必ずと言っていいほど、猫はヒトの言葉を理解している。だから恨みも恩も忘れない。
可愛いし癒される存在だけど、人の都合で命が決められてしまう。
少し悲しいところもありますが、猫と人と動物に優しくなれる物語です。