コロッケは愛だ
愛情とはコロッケのようなものだ。 身近でお手頃でいつでも食べられるようでいて、作り方は非常にめんどくさい。手間はかかるし歪になったり爆発したり。 でもあったかくて優しくて美味しい。そういうものだ。 嫌々ながら実家のコロッケ店を手伝う九助くん。彼の下手くそなコロッケに励まされたしぐれさん。 家族のためにがんばる2人が出会ってコロッケを作ってあげたり作ってもらったり。ただそれだけのことで明日も頑張ろうって思える。 あったかくて優しくて、コロッケが食べたくなる作品でした。
実家のコロッケ屋を手伝わされ、日々退屈な高校生活を過ごす九助。しかし彼のもとに、ある日突然不思議な女性がやってきた。彼女の名前はしぐれ。いつも社員証をぶら下げている彼女が買うのは、九助が作った形の悪いコロッケだけ。どこかしぐれに惹かれ始めている九助だったが、一人営業の日を機に二人は急接近することになり…!?
九助が、なんだかんだ言いながらお店のお手伝いしているのがめちゃくちゃ優しいな。と思いました。
急にお店番頼まれてもできちゃうのは日ごろから親の背中見ている証拠だと思いました。しぐれさんは、30歳にして親の介護があって苦労していると思いました。コロッケがきっかけで少しでも癒されておかぁさんの調子もよくなるといいな。と思います。