キン肉マン 読切傑作選 2011-2014の感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ベタな展開といえばベタな展開だがさすがゆでたまご先生だな・・・昔からのジャンプ読者のツボを外さないな。ザ・マシンガンズ結成秘話やっぱりいいな ・特に好きなところは? ベンキマンの読切。ギャグなのかマジなのか全くわからない。シリアスな笑いというやつなのかね。とりあえずおじいさんが亡くなるところ読むたびに笑ってしまう。初めてWebで読んだとき、単行本が発売したとき、そして今回も笑った。あのシーンを耐えられる人いるのか? ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! キン肉マンのテリーマンの友情、俺の大好きな超人血盟軍結成秘話もいいがやはりベンキマンの読切がものすごい。
2011〜2014年に発表された読み切りの傑作選とのことです。あまりこの時期のゆで先生について詳しくないのですが、「傑作」ではないとして、こちらに収録されなかった読切作品もあるのでしょうか??むしろ駄作の方が好きだったりもするので、もしあれば読んでみたい気もします。
内容は、どれも初代キン肉マンの時間軸内における、描かれなかった裏エピソードになります。正直玉石混交で当たり外れもありますが、個人的にはマシンガンズの話が一番面白かったです!!
①奇跡の救世主伝説の巻
初出:グランドジャンプPREMIUM 2014年5月号
夢の超人タッグ編の後の出来事で、他の惑星でのピンチを救います。クモのコチラスやハンマーヘッドも登場して豪華です。話としてはシンプルな勧善懲悪ものですね。
②ベンキマン 〜失われたインカの記憶〜
初出:週刊プレイボーイ 2013年43号
超人総選挙2013で29位となったベンキマンを主人公とした公式スピンオフ。28位がジ・オメガマン、30位がサタンクロスだったので、ベンキマンで良かったと思います。エラード(ソフトクリーム)マンとして超人オリンピックのペルー予選を戦うベンキマンの物語です。前回大会の本戦出場者である銅ベルマンを倒したヒガンテマンと決勝で対戦しました。「ウンコを投げないでください!」はこの時に誕生したようです。
③ザ・マシンガンズ空白の三日間
初出:週プレNEWS 2011年10月10日・17日掲載分
アメリカ遠征編直前、キン肉マンとテリーマンがマシンガンズを結成するに至った経緯が描かれます。初代の時にスグルが、マシンガンズ結成の経緯を「そいつはあとまわしだ会長」と後回しにしていたようなのですが、30年経過してようやく説明されたようです。わたしは、初代キン肉マンの中でも、アメリカ遠征編から7人の悪魔超人編までが最高に雰囲気も含めて好きなのですが、本作は2011年の作品でありながら、その頃のムードが如実に残っていて、好きでした。ギャグの感じや間がその当時のキン肉マンの感じで、とても楽しく読みました!
④超人血盟軍、結成秘話
初出:ジャンプSQ. 2013年12月号
同誌の6周年にちなみ、超人総選挙2013で6位のアシュラマンを中心に据えた公式スピンオフ。もはや伝説となったソルジャーが牧師に扮するエピソードがあった当日の夜の物語です。初代オマージュのエピソードも出てきますが、作風は完全に最近のゆで先生で、ちょっとわたしの好みとは違うかな、と思いました。もっと泥臭さがあるところがキン肉マンの魅力だと思うんですよね。。
⑤ラーメンマンとブロッケンJr. 〜恩讐の彼方に〜
本単行本の刊行に合わせた描き下ろし作品です。第21回超人オリンピックのラーメンマンvsブロッケンJr.戦直後、ウォーズマン戦前の出来事です。完全に最近のゆで先生の作風になっていて、いまいちスッと入ってきませんでした。
キン肉マンの魅力は「ダサくてカッコ悪いんだけど、でも一生懸命なところが尊くカッコ良い」というところだと思うのですが、最近の作風は「なんかカッコ良さそうなこと言ってるけど、よく読むとウワベだけで、浅くてダサい」になってしまってる気がするのですよね。。。ラーメンマンとブロッケンJr.にブロッケンマンも絡めた号泣物語で、登場人物も皆感涙するのですが、わたしには伝わってきませんでした。すいません、悪口ではないです!!!!