支払いのないブラック企業の下請けをしてしまったばっかりに、頭と体がイカれてしまった筆者が湯治の旅をして健康を取り戻していくエッセイ。
しんどいから温泉でも行こうかなという軽い気持ちではなく、まず本を買って温泉について勉強するところが勤勉な筆者らしいです。

最初こそ近所のスーパー銭湯や温泉へ行っていたけれど、バスで片道4時間の旅を経て「本当の温泉」の魅力に取り憑かれていきます。
温泉は好きだけどスーパー銭湯や大浴場でも別にいいかな…と思っていたけれど、筆者のハマり具合を見ていると「本当の温泉」でしか得られない感動があるのだなと感じました。
この感動体験があったから『漫画 黒川温泉新明館』が生まれたのだと思うと、温泉への感謝の気持ちが止まりません。

大袈裟な描写がないからこそ、温泉への深い愛が伝わる作品でした。

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やっぱ、オンセン。
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