主人公はダンジョンの案内人。
ダンジョンは踏破して、魔物の発生原因を壊せば魔物が発生することもなくなるらしい。 街にはダンジョン関連の冒険者や人々が集まる。 主人公が案内するダンジョン「タイロス迷宮」の踏破を目指すパーティー「宵闇の剣」。 案内も、パーティの連携も、大変スムーズ。踏破も時間の問題か?! 3巻時点では、このような展開なのだけど。 踏破されたら、この街の稼ぎ頭コンテンツがなくなるんじゃ?とよくある起こり得るトラブルが脳裏をよぎる。 偉い人たちが怖い顔をしているのはそういうことかなあ。 そして、パーティー「宵闇の剣」のメンバーのことは出てくるけど、ダンジョン案内人には、小さな妹がいる以上の情報がほもんどない。 この人当たりがよく、観察力が高い案内人が関わるトラブルがこれから出てくるんだろうか。
可愛いあさみちゃんのことが大好きで、あさみちゃんの持ち物を何年も盗み続けるくみちゃんのお話。柔らかい絵のタッチと見せ方がすごくよかったです。あさみちゃんの持ち物を抱きしめるとき、裸のあさみちゃんの姿が現れる演出がいいですね…。
好きだという気持ちを物を盗むことでしか表現できなかったくみが切なくもあり、哀れでもある。
大切なものを奪われ続け挙句の果てに愛犬まで失ったあさみは本当に可哀想だと思うけど、そこまでされても徹底してくみに関心を向けないところはある意味残酷だなと思いました。
素晴らしい作家さんだなと思ったら怪獣くんの方で腑に落ちました。次回作も楽しみにしてます!