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不徳のギルド

緩めだが締める所はしっかり締めるファンタジーエロコメバトル

不徳のギルド 河添太一
えっちな名無し

魔物のあふれる世界でガードとして魔物狩りに明け暮れる主人公キクルが灰色の青春を嘆き、引継ぎ完了後に大学で彼女作る野望の為に新人ガードの面倒を見るのだが 新人はどいつもこいつもポンコツ美少女ばかりで、しかも魔物は美少女にエロい事したがる変態生態をしており、毎回エロい事になりつつ引退が遠のくのを嘆きつつ魔物退治をして、なぜかスマホやテレビに電車の存在する緩い世界でお馬鹿でエロいファンタジーエロコメ… だが、一部エピソードでは危険な魔物や魔法の存在で起こる悲劇やら結構シビアな場面も有ったりで、緩いだけ、エロいだけでは終わらない。 そこかしこのアホな描写やツッコミも適当なようで、後になるとちゃんと設定が存在していたり、読み返すと構成にも唸らされる。 しかしおっぱいもデカいの小さいのも揃えて、性格もしっかり書き分けられてて属性も多彩。 エロに関しては基本魔物に襲われたり、ヒロインたちのポンコツっぷりが巻き起こすものだったりだが、魔物相手という点では好き嫌いがありそう。 またヒロインの一人であるメイデナはどういう事情か、単行本のおまけでやけにねっとり性への目覚めが描かれていて、エロい事はエロいのだが本編が割と軽めな点で雰囲気がかなり違う。 エロさは結構高いが何気にツッコミが諧謔に富んでいて語彙が豊富だったり、バトルも真面目にやる時も有ってエロ「も」笑いもストーリーも楽しめる欲張りな少年漫画。

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嘘か真実か陰謀論

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六文銭
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自分が何かと恵まれていないのは、何か大きな陰謀によるものではないか?という、ネットではびこる「陰謀論」がテーマの本作。 主人公は、いわゆる社会的に弱者の部類で、それでも自分にも特別な何か(人生大逆転できるようなものが)あるんじゃないかと日夜怪しいセミナーに通いながら過ごす。 そんな中、偶然出会った大学生の女性に恋してしまう。 関係を深めていくなかで、彼女につきまとうFACTという謎の組織の存在を知り、彼女を守るために接触。 そこは、陰謀論に染まった集団で、自分の境遇の悪さも、彼女と出会ったのも全てが大きな陰謀だったと諭され、気づくと彼もまたその思想に染まりはじめてしまう・・。という展開。 社会的な問題を扱う重そうな感じもあれば、コミカルなヌケ感もある。 現実を描いた漫画だから明らかに嘘っぽくも感じつつも、これ実はファンタジー漫画なのでは?と思うと真実のように感じてしまう。 ついつい、陰謀も本当のように感じてしまう。(ちょっと調べればわかるんですけどね) そんな感じで嘘か真実かわからないながら、自分なんかは読んでいたのでめちゃくちゃ楽しめた。 特に2巻。 主人公が上述した恋心を抱いている女性に、付け焼き刃的な稚拙な持論を展開し、一瞬で論破される様は読んでいてホント痛々しく、ゾクゾクした。 共感性羞恥をこれほど感じたシーンはないと思う。 4巻で最終巻らしいけど、どうオチをつけるか気になる。

ふとくのぎるど
不徳のギルド 1巻
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