王道の少女漫画
こんな高校生活送りたい!!!と誰もが思うような、恋に友情に、イベントに、笑いあり涙ありな、青春満載な漫画です。 主人公はもちろん、他のキャラクターの心情も丁寧に書いてあるのが矢沢あい先生の作品の良いところだと思います。そしてどのキャラも良くてついつい入り込んでしまいます。 "恋愛もの"と言うより、人間ドラマ、ひとりひとりの成長ストーリーと言った感じがします。 感動するところも絶対あるし、きゅんきゅんもイライラも感情が忙しいです。 少女漫画好きな人は絶対読むべき漫画です。
冴島翠は新設の聖学園に通う元気な女の子。第一期生徒会の副会長になったが、会長はなんと気になっていた須藤晃に。生徒会の初仕事が学園祭に決まり楽しい毎日を送っていたが、晃にヒロコという彼女がいることを知り…?
一人一人の背景や心情などが丁寧に描かれており、読み終わる頃には高校3年間を共に過ごしたような、晴れやかで充実した気持ちにさせてくれます。晃が時折見せる、遠い目をした切ない表情に、高校生とは思えぬ色気があり、のちに描かれる晃の過去に、その理由も納得でした。
中学時代に読んでいた私は、高校生ってこんなに大人なんだ・・・と、ドキドキと期待と憧れを抱かざるを得ませんでした。
大人になって読んでも、青春時代のあの胸の奥がキュンとする感じを味わえる作品だと思います。