成績二位の女子と一位の風紀委員女子の物語は、風紀委員の「援交(女性相手)」をネタに二位の主人公が強請る、というかなりダーティーな始まりで、最初はあまり気持ちの良いものではない。

しかし読み進めてゆくうちに、次第に二人のバックグラウンドが分かり、二人が少しずつ関わり会話をするうちに、互いを知り、理解し合う。そんな真っ当なやり取りは、次第に心地良いものになってゆく。

二人の言う事は、どちらもある程度正しい。立場の違いが二人を遠ざけ、境遇の違いが理解を阻害し憎しみを掻き立て、挑発し軽蔑をぶつけ合う。しかし関わるうちに、二人とも己の「正しさ」に歪みがある事に少しずつ気付く。歪みを知り素直になる瞬間、目が覚める心地良さがある。

どうやら二人とも、苦しい境遇があるようだ。風紀委員の内実はなかなか見えてこないが、どこか投げやり。彼女の真実に近づいた時……その切実さに触れた主人公は踏み込んでしまう、そんな予感がある。「踏み込む」の中には、きっと身体的接近も含まれるのだろう。

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