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夫と結婚して4年。子どもはまだできません。そして私は義母とご近所さんから「不妊の嫁」と呼ばれています――長男である夫が実家の家業を継ぐため、義実家のそばに住むことになった。台所は義母の住む母屋にしかない。ほぼ同居だ。「嫁いだ嫁っていうのは、死ぬまでみんなのご飯を炊くって決まっているのよ。昔から」「外の勤めはやめなさい。このまま仕事続けたら、あなた一生子どもできないわよ」「今月の《まぐわい》はいつなの? 病院から帰ってきたら報告しなさい」毎日毎日、義母が私を責め続ける。なぜなら、私ができそこないの《長男の嫁》だから…。
「人の尊厳を踏みにじる」のお手本みたいな漫画です。こういう最悪な人たちが身近に居なければ、こんな家今時あるのか?って思ってしまうけど、多分知らないだけで居るんだろうなぁと思います。もし主人公夫婦と似たような境遇の人がこの漫画を読んだらどういう感想を持つのか興味あります。
とりあえずこの漫画に描かれている問題は、結婚した相手が長男だからどうとかいうレベルの話ではないかなと。
なんか最後チラッと、あの母親がああなってしまったのにも可哀想な理由があるみたいな描写がありましたけど、子供が自分と同じ目に合わないように守ることをしない親はそれだけで悪ですよ。同情の余地は全くない。名誉毀損で訴えたいくらいだわ。
主人公の夫も自分の心があそこまで傷つくまで家を出る決断ができなかったのも相当根深い呪いに侵されてるなと思いました。もっと、親と子供は別の人間で親が子をコントロールしようとしたり縛り付けようとしてたら子供は容赦なく逃げてもいいんだという考えが一般的になるといいですね。