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銀太郎さんお頼み申す 東村アキコ
おもちゃ会社で事務員をする市川詠子は、目立たないながらも会社に必要な仕事を日々こなしていた。ある日、部長からミスを指摘され説教される。普段の仕事をしっかりこなしても評価されず、一度の失敗で怒られる不条理さ…。打ちひしがれる詠子だったが、その様子を見ていた部長の右腕・坂東に食事に誘われる。何を言われるのかビビる詠子だったが、不安とは裏腹に坂東はなんと詠子を褒めまくってくれたのだった!ただその「褒め」はちょっと変わっていて――? 上司の褒め方のクセがすごいぃ!! 奇天烈だけど癒される。ほっこり職場コメディ!
失敗してへコンでいるところに、一見無愛想だった先輩から飲みに誘われて、そこでなんと励ましてくれる流れ。
ただ、その励まし方に少しクセがあって・・・という本作。
読んでいてすごくほっこりしました。
マンガのなかとはいえドラマチックにすると何かとキツイことが多いのですが、本作はなんとも優しい世界で癒やされます。
ただ、褒め方が
「目がゾウみたいでいいよ」
とか、お茶の入れ方が上手だと
「千利休みたいだ」
とか、褒めているのかどうかイマイチわからないのでもやる。
それでも気持ち的には、励まそうとしている心意気を主人公は悟っているのですが、読んでいる自分もそうです。
不器用だけど、一生懸命フォローしようとしてくれる姿勢は、個人的に好きです。気持ちが大事ですよね。
社会人になると何かと褒めてくれなくなるので、これ読んで溜飲下げていこうと思いました。