企業魔法少女って聞くと何かリアル
魔法少女が敵と戦って〜とか、珍獣が○○の為に魔法少女になってよ!みたいなのは全くないです マジでリアル、というか魔法少女が職業 今までの良くある魔法少女の概念をリアルに落とし込んでいて、新しい魔法少女観があってすごく良い ベンチャー企業らしい考え方で怪異を依頼として退治してく魔法少女たち それぞれの会社の思惑や、株価や省庁など、本当にリアルの世界に魔法少女がいっぱいいたらを漫画にした作品 怪異を倒す時が「納品」って言い方するのとか、リアル... 変身バンクもあって、素晴らしく上手く魔法少女とリアルを合体させて面白いので、これはかなり推せます
“魔法少女”――それは、誰もが憧れる高給取りで人気が高い「職業」
というモノローグからはじまる本作。
・・・マヂか。
「魔法少女って職業だったの!」
という気持ちを押し殺して読みましたが、普通にバトル漫画として面白かったです。
魔法少女なので戦いかたもステッキ片手にメルヘンちっくな呪文で~な感じではなく、パソコンというかデバイスというか近未来的な装置をつかって、プログラミング的な呪文をとなえて戦うのも、おっさんには良かったです。
展開としては、主人公の1人は就活全オチ真っ最中のなか、ひょんなことで出会った魔法少女・越谷がいるベンチャーの会社マジルミエに(ほぼ成り行きで)入社するという流れ。
ベンチャーっぽく研修もないので無茶振りされながらも、魔法少女の業務を通して、自分の適性や能力などを模索し成長していく。
全オチで自身喪失していた主人公が、周囲と協力しながら自信を取り戻していく・・・この王道少年漫画っぽい感じも良いです。
また魔法少女だけでなく、普通のサラリーマン的な要素(企業戦略とか人材育成とか)もあって、この点も、おっさんにはツボでした。
1巻なので、まだ世界観の全容がみえていないのですが(戦っているものがなんで発生するのかとか)今後、明らかになっていくのが楽しみです。