この作品は、1920年代のニューヨークを舞台に、13歳の天才医学博士ヴィクトリアの実験台になり、電気で動く死体・電気棺となった死刑囚のデイビッドの姿を描く物語です

スラム育ちであったデイビッドは自らが生き延びるために罪を犯し、その結果として死刑囚となっていました。そんな彼がヴィクトリアの手によって“電気棺”として蘇り、初めて人の役にたったことで、どうしようもない人生だと思っていた彼の生きる意味、存在する価値を知ることになります。

そんな彼がヴィクトリアと共に生きるなかで経験していく人間ドラマに加えて、果たして“電気棺”となったデイビッドの意識は本当に彼のものなのか、実験により作られたものではないのか、そんな哲学的な側面も今後掘り下げていきそうな雰囲気もあり、多層的な面白さが見られる作品です。

1巻まで読了

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アフターメルヘン

アフターメルヘン

「めでたし」のその後のご不要品、どんなものでも回収いたします――。おとぎの国の各地で役目を終えた「モノ」を回収する ベテラン職員で面倒見のよい兄ヤコブと、新人職員で兄を尊敬している弟ヴィルヘルム。彼らが訪れる先々には、廃品に悩む依頼主がいて……。白雪姫、シンデレラ、ラプンツェル、裸の王様、いばら姫―― 不思議なメルヘンの世界を舞台に描く、ダークファンタジー、開幕! 単行本でしか読めない 描き下ろしショートストーリー4本+描き下ろしイラストを収録!! 【担当編集より】 『ヴィクトリアの電気棺』(スクウェア・エニックス刊)著者・田島生野による最新作、おとぎの国で役目を終えたモノを引き取る、とある兄弟の廃品回収物語がはじまります! 見所が満載すぎるため短く語ることが難しいのですが、登場するキャラクター(メインキャラの兄弟以外にも登場するゲストキャラの魅力)、各話のストーリーと構成力(先が読めないアフター話や深まる謎など)、精緻な筆致で描かれるイラスト(すべての線画、背景、飾りフキダシも手描き)など、惹きこまれる舞台の世界観と複数の気になるの要素満載で構築されています。また単行本ならではの描き下ろしのエピソードも各話ごとにあり、加えて童話感を演出する作品の雰囲気に合った描き下ろしイラストも各話に収録されています。連載時とはまた違った読後感を得られること、間違いなしです!! 昔話やメルヘン、王子様やお姫様、主人公に悪役、お仕事もの、ヒューマンドラマ、ダークファンタジー…など 1話ごとに物語の毛色も違うのですが、メインキャラの兄弟と一緒に作中で各地へ訪れ、メルヘンの世界をお楽しみいただけましたら幸いです。※カバーを外した本体表紙にも素敵な描き下ろしイラストで彩られています^^ 【目次】 第1話 白雪姫 描き下ろし After the story 第2話 シンデレラ 描き下ろし After the story 第3話 ラプンツェル 描き下ろし After the story 第4話 裸の王様 描き下ろし After the story 第5話 いばら姫 前編

人生に絶望した死刑囚は"電気棺"として生まれ変わる #1巻応援にコメントする
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