このままでいいのか悩む年代、アラサー。
シェアハウスに住む4人のアラサー女子達。 何やかんや色々と抱えながらもキャピキャピと楽しそうな彼女達だけど、アラサーにさしかかると本当に分岐点で、このままで良いのかなと悩むこともあったなぁと自分と重ねつつ、懐かしさも感じながら読みました。 思った以上に人生あっという間に過ぎていくんだよな。笑 年頃な女性同士で住むと難しいことが出てきて大変そうな気もするし。。笑 でもまだまだ若い〜悩みも新鮮さが感じられる。 4人共々幸せな道を歩んで欲しいな。
28歳、独身、彼氏無し、仕事も普通の前田しゅう子は個性豊かな友人たちとシェアハウスをしていた。仕事に生きるバリバリキャリアウーマン・松木瑛香 恋に生きる弾き語りシンガー・川瀬田みさき 仕事もプライベートもフリーランスなのんびり屋・桃山志緒 日々の疲れやストレスもこの3人とお酒を飲んで愚痴り合えれば乗り越えられる。今が楽しければそれでいい。そう思ってただ何となく日々を過ごしていたけれどふと気がつけば、30歳はすぐそこ。しゅう子や友人を取り巻く環境が徐々に変わっていき――…。“まだ”アラサー、“もう”アラサー 「私、このまま何となく過ごしてていいのかな?」
アラサーの誰もが抱える仕事の悩み、恋の悩み、人生の悩み。
「今はうだつが上がらなくても何となく楽しいけど」
「今は仕事に全力出してるけど」
「彼氏との関係が思ったように進まないけど」
「フリーランスになって貯金がないけど」
「「「「このままでいいのか?」」」」
長く険しい道程に、時に心折られ疲れ果てる彼女たち。しかし、疲れた瞬間に孤独ではなく悩みを聞いてくれ、美味しい料理を振る舞ってくれる「戦友」がいる、というのは羨ましく感じる人も多そうです。
無理して婚活を始めて第一印象はとても良かった相手の悪い面がどんどん明らかになって幻滅する一方で、パッとしないと思った人が意外とウマが合って少しいい感じになったり、美味しいものを奮発して取り寄せてお酒と一緒に楽しんで発散したり、あるあると共感できるシーンがたくさん描かれます。
ルームシェアをしているという珍しい部分以外はどこにでもありそうなお話ですが、逆にその平凡さにどこか安心感を覚えながら読めて、彼女たちの行く末が幸せであることを祈りたくなる作品です。