明日もなんとか生きよう
満員電車に押しつぶされて、朝から晩まで働いて、部長に無茶ぶりされて、楽しくない飲み会に駆り出されて。 ねこ田さんの日常まじで地獄……と思うけど、みんな割とこんなもんですよね。わかりみが深すぎます。 ねこ田さんの毎日は9割くらい最悪ですが、アイス食べたりプリン食べたり、苦手だった同僚と打ち解けたり、ちょっとだけ心の休まる時間もあります。 溜まったストレスが吹き飛ぶほどの幸せは降ってこないけど、些細な出来事でほんと救われるんですよね。 成功してなくても夢がなくても明日も頑張ろうなんて思えなくても、明日もなんとか生きよう!と思える作品でした。
毎朝電車に乗って会社勤めをしている人だったら、社畜ではなくても「ある〜」って思うところがたくさんあると思います。
朝起きた瞬間から「帰りたい」って思うし、人間みんながやりたいこととか夢をもって生きてるわけじゃないし、自分より成績が下の人がいると安心するし、めちゃくちゃ行きたくねぇなって飲み会も、行ったら意外と楽しかったこともあるし、サボっちゃおうかなって思うだけで絶対サボれないし・・・。
会社勤めって最悪なところだけじゃなく、最悪な中でもたまに見つけるちいさな光もありますよね。意外とそれだけで続けられたりする。ねこ田にとっての片山さんの存在ってまさにそれだと思います。どこにでもひとりはいるんですよ、優しいというか、害がないというか、心のなかで勝手に心の支えに位置づけられる人。
だから友達みたいに仲が良かったわけじゃないけど、辞めるとなるとショックなんですよね・・・。
片山さん不在の会社をこれからどう生き抜いていくのか、もしくは抜かないのか。2巻以降もねこ田の生き様をしかと眼に焼き付けようじゃありませんか。
それにしても、ねこ田の仕事って一体何なんでしょう・・・?謎すぎて不安になるくらい謎なんですよね。私が知らないだけであるのか?0と1をひたすらに打ち続ける仕事が・・・。