Kジローの凄さ
※ネタバレを含むクチコミです。
千葉県の私立冠学園高校に入学した少年、岡本慶司郎(通称:Kジロー)は、甲子園出場を夢見て、野球部入部を希望する。しかし、野球部は3年前に廃部していた。落ち込むKジローだったが、すぐに立ち直り、野球部の復活へ向けて、部員の募集を開始した。当初はそんなKジローを冷ややかに見ていた生徒たちだったが、Kジローの人柄に打たれ、一人また一人と入部者が増えていった。そして、ついにKジローたち冠学園ナインは、甲子園への第一歩として、千葉県大会に出場を果たしたのだった。
リアルタイムで読んでいたのもあり、水島作品では
一番好きです。
廃部した野球部を復活させる為に他の部のエースを
引き抜いていくと言えば、色物っぽいですが、
そこは水島先生。
いざ、試合が始まると持ち前の奇想天外なアイディアで
盛り上げてくれます。
全29巻で夏の予選から甲子園までを描いているので、
凄く描写が丁寧で中身が濃いです。
まだまだ野球漫画の新たな可能性を感じさせる作品だったので
ドカベンプロ野球編執筆の為に完結となったのが
惜しまれます。