工業用ロボットの旅の物語
工業用ロボットが好奇心旺盛な少年少女と接触して自我に目覚め、孤独な旅に出る物語です。 その過程で様々な出会いと別れが生じ、世界に奇蹟と恐怖を撒き散らします。 絵だけを見ると、この作品はホラーなのかな?と思うけど、 ストーリーを追っていくと、高度成長期のオートシステム化の始まりで、それに伴う人間の戸惑いと葛藤を描いていくのか? 横図先生らしい作品です。
40周年記念読切第三弾!超絶筆致のアクション作品を放ち続けるBIG作家・皆川亮二が新たに選んだ舞台はなんと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!球児たちによる、異色の夏物語!!!(ビッグコミックスピリッツ2020年53号)
名門常和のキャッチャー・新田(高2)は、ある日練習帰り飛んできた硬球をキャッチするが、そのボールは墓地で知らん家(本郷さん)の墓石を的にしてピッチング練習をしていた屋柱(中3)のものだった。
素直で一生懸命だがちょっとおかしい屋柱は来年常和に行きたいと言い、その熱意(と、本郷さんの墓石を破壊から守らねばという気持ち)に押され新田はその後投球練習に付き合うことに。
新田の言いつけを破りコントロール強化に励みすぎた屋柱は、勉強がおろそかになり結局常和に落ちライバル校に有望なルーキーとして入学することになる。それどころか夏の試合で新田と対戦することになってしまい、お互いに気まずい思いを抱えたまま試合は進んでいき…。
冒頭で新田が友達から言われていた「キャッチが下手」が、まさか最後の最後に回収されるとは思わなかった。全然後輩育ててる場合じゃなかったな。
あと「150km投げる芸人」というセリフでティモンディ・高岸に言及していたのが面白かった。やっぱ今話題の高校野球関係者といえばこの人。そのうち有名野球系YouTuberもガンガン漫画に描かれるようになるのかも。
とりあえず本郷さんの墓石がぶっ壊されなくてよかったです。