男性養護教諭について。
男性養護教諭のお話でした。 自ら希望してなった仕事でも、男性で小学校の保健室の先生で頑張るってすごく大変そうだなぁ。 自分が小学生の頃、うろ覚えだけど、女性の先生だったけれど保健室って何となく行きにくかった様な。。 でも、保健室の先生=女性って思ってたのが、男性の先生もいるんだ。こんなことがあるんだ、考えるんだな。と、知ること学ぶことができたので良かったし、保坂先生の頑張りを読んで自分も頑張ろと励まされました。
2017年度の学校基本調査で全国の養護教諭、助教諭、約4万人のうち、男性養護教諭はわずか66人。東海地方の新任男性養護教諭・保坂健輔は“養護の現場に性別は関係ない”をモットーに子どもたちの悩みに全力で立ち向かっている。マスク依存、第二次性徴への戸惑い、不登校etc.子どもの成長を助けることで、自分たちも成長していく熱き教師たちの物語、開幕です!
全国4万人の養護教諭の内、男性は百人に満たないという事実に、驚く反面納得もする……だって見たことないもの。そんなレアキャラ、新任の男性養護教諭の日々の奮闘記。明るくも緊張感の漂う、真剣な作品だ。
主人公は常に周囲からの「信頼」を得るために、気を配ることになる。
当然女子児童との関わりは酷く神経を使うが、そうでなくても児童の心と向き合い、信頼を得て悩みに寄り添う行程は、繊細で難しい。そのプレッシャーにハラハラしてしまう。
更には同僚や、男性医師等からも懐疑の目を向けられるとなると、心の休まる時がないなぁと、かわいそうなくらい。しかし彼のモチベーションと誠実さで、次第に周囲と歯車が噛み合ってくる時の喜び!
登場する子供達は、決して暗い性格ではない。普通だったり、明るかったり、しっかりしていても、それぞれに悩みを抱える。子供が抱きがちな痛みに共感してしまうし、それが救われる様は自分ごとみたいに嬉しい。
大人も子供もスマートな美形キャラで貫かれているので、暗さや生々しさがない(主人公・同僚・保健医の美男スリーショットが素敵♡)。美麗なイラストを気軽に楽しみながらも、大切な事を教えてくれる内容に、心を掴まれた。
(取材、参考文献も充実。安心して読める)