こんなシステムあったら私もやってみたい。
自分が無駄と思う時間を貯蓄できるヒューストン・システムの話。 まず、こんな発想中々出てこない。 3巻まで出ていて、まだどんな風になっていくのかわからないけど、このシステムを開発したルーカス博士が最愛の息子を亡くしたことをきっかけに悪巧みをした模様で、、これは想像だけど、主人公エリカはその悪巧みに巻き込まれていく気がする。。 未来に起こるかもしれないファンタジーって言葉が合うのかな!? 描写が綺麗だったので、手に取りましたが、中々興味深い内容で。 話が盛り上がってくるのはこれからかなと勝手ながら思ってるので、楽しみに4巻待ちたいと思います。
時間を貯蓄できる技術「ヒューストン」が普及した世界。
子供の頃から誰よりも時間を大切にし、「ヒューストン」による時間貯蓄を積み重ねていく主人公のエリカ。大人になって貯めた時間貯金を使って旅行する、という夢のため順調に貯蓄計画を進めていた彼女だったが、実は彼女の人生には小さな歪みが生まれていて…という物語。
エリカには幼い頃に時間を大切にするようになった背景があって、「ヒューストン」をとても有効に利用しているように見える。しかしながら、家族や周囲の人々との関わりの中で徐々に"変わっていく"彼女の様子がヒューマンドラマとして凄く面白い作品。
そして、そんな彼女の動向とは別のところで「ヒューストン」という技術の開発背景と、そこに横たわる陰謀が描かれる。このSF的視点も作品の面白さの1つであり、これがエリカの人生にどう関わってくるのかも楽しみな作品。
1巻まで読了。