想像以上の作品
コタローくん、子どもと思えないほどしっかりしてて、子どもなりに事情を理解して周りに心配させないように振る舞ってて、読んでて切ないですが、コタローくんの周りを取り囲む皆さんのやり取りが面白い。 泣いたり笑ったり、内容の濃い作品です!
かなり前に1話だけ読んだとき、「コタローは1人暮らし」というタイトルと主人公の変な言葉遣いからすっかりコロコロコミック的なギャグ漫画なんだと思ってしまっていたのだけど、全っっ然違った。ギャグの皮を被ったシリアスだった。
子連れ不可のボロアパートにたった1人で越してきたコタロー。
自分で表札を書き、引越しの挨拶に箱ティッシュを買って配り、怪我は自分で消毒して絆創膏を貼り、1人で入園式に行く…。
アパートの住人は近所の大人としてできる範囲で、親のぬくもりを求めているコタローの寂しさを埋めてあげる。
そうして近所付き合いをしていくうちに、コタローの言動から過去が何があったのか断片的に見えてきて…。
この、アパートの大人(と読者)が、コタローに何があったか察していく様がすっっっごく生々しくて胸が苦しくて目が離せない。
「アパートの清水」に突如、コタローという4歳の少年が引っ越してきた。なんと彼は一人暮らし…! しかしながら妙に生活力があり、むしろアパートのちょっと駄目な隣人の大人たちよりも余程しっかりしていて!? そんなコタローのちょっとずつ明らかになる過去に、皆が心を震わせていく… 笑って泣けるアパートメントコメディーの開劇!!
「アパートの清水」に突如、コタローという4歳の少年が引っ越してきた。なんと彼は一人暮らし…! しかしながら妙に生活力があり、むしろアパートのちょっと駄目な隣人の大人たちよりも余程しっかりしていて!? そんなコタローのちょっとずつ明らかになる過去に、皆が心を震わせていく… 笑って泣けるアパートメントコメディーの開劇!!