ネタバレ
名無し

伊藤悠作品が好きで短編集買ったのですが放置していてようやっと読みました。
(紙で買うと積んでしまうのでダメですね)
グレーとベタの比率とgペンのタッチが好きなのでやはり絵ではダントツで伊藤悠作品が好きです。
正直綺麗に全て細密に書くことが絵がうまいことだとは思いません。
難しい!

>新線西武軌道
作者の「好き」が詰め込まれた感じがほんと良いなって思います。
メインは添乗員の女の子(武装済)なのですが実はちょっと太ってる社長が一番かっこいいというずるい話です。
題材的に無駄なことをズルズルと語りそうなのによくこんなかっこよくまとめ上げられているな、とほんと感嘆…。
私は短編のお決まり的なラストのセリフがすっごい嫌いなのですが、この話の「うちは社員随時募集中だからね」がすごいエモくて抜け感があってハマっています。うまく説明できませんが短編の〆の言葉なんてものはだいたい決まってくるのですよ。〆ようと思って構成しないと話なんてダラっとしたまま終わらないので。
でもこの話の〆も途中の盛り上がる話もどれもかっこよくハマっていると思うのです!
>黒白
日比谷で欠け桜でクーデターを起こす、ロマンですね…
もう色々細けぇことはどうでも良いんですよ、ただただかっこいい!
刃物を持った手を抑えたポースが花見の席の二人に重なるとか、悲しいけれども美しいじゃないですか…天才です。

>黒突
四人をベースに話が進みますが実はお里の存命をかけた戦いではなく恋愛ものだったりするところ、よくないですか?
蛾舞←孤雪 もう止められないし食い物になってしまっているけれどもそれでも想っている
この要素が一番この話で重要ですね…
戦いの裏には必ず結ばれない恋愛や葛藤があって欲しい!

>影猫
髪と血が美しい!日本画トリビュートな表現、好きです。

>影猫II
やはり伊藤悠作品は血が美しいです…
短いながらも見せたい部分を最大限魅力的に書かれているなと思うんですよね

どの話も好きでした。
やっぱり好きなものは変わらないな…紙で買ってよかったです。

読みたい

歌屑 伊藤悠初期短編集

うたくずいとうゆうしょきたんぺんしゅう
著者:伊藤悠
最新刊:
2020/02/19
うたくずいとうゆうしょきたんぺんしゅう
歌屑 伊藤悠初期短編集
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
面影丸 新装版

面影丸 新装版

帝に仕える忍び・高辻衆の一人ながら、人に使われる事を嫌う面影丸。だが、当主殺害に伴う争いに巻き込まれたことで、当主の子である大悲とともに高辻衆を束ねる事が出来る『目録』を巡る旅が始まる…!! 伊藤悠の初連載作が単行本未収録だった読切版も加え、新装版で登場!

天下一蹴-今川氏真無用剣-

天下一蹴-今川氏真無用剣-

第六天魔王・織田信長が、天下統一直前に探し求めた刀があった。それは、手にした者が天下を取るとされた『天下人の刀』、義元左文字。信長のいる京の都までその刀を届けることになったのは、かつて信長達に滅ぼされた今川家に縁のある浪人・駿河彦五郎と、彼の妻・蔵春だった。時を同じくして、謎の集団「甲賀金烏衆」が動き始める。人間離れした忍の技を持つ彼らが狙うのは、『天下人の刀』と、それを託された彦五郎の命。彦五郎と蔵春は、無事に京の都まで辿り着けるのか――……。信長という覇王の裏で、覇者になれなかった者は何を思い、どう動くのか。『天下人の刀』を巡る歴史浪漫アクション、開幕!! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

オオカミライズ

オオカミライズ

近い未来――かつて日本だった国は、中国とロシアによって分割統治されていた。中国は水面下で対露目的の機密生体兵器「倭狼(ウォーラン)」を開発していたが、その実験体49頭が脱走、分割統治の境界にある非武装中立地帯に籠城…という失態を犯していた。証拠隠滅を図る中国部隊、尻尾を掴むべく動くロシア部隊、生き残りを懸ける機密生体兵器・倭狼…。三者三様の生き様がぶつかりあう近未来SF活劇、開幕――!

シュトヘル

シュトヘル

見知らぬ時代、見知らぬ国の戦場。その凄惨な光景を毎夜、夢に見る高校生の須藤。ある日、楽器の工場である彼の家に、転校生の鈴木さんが訪ねてくる。彼女がその場で馬頭琴を奏で“シュトヘル”と唱えた途端、須藤は時空を越え、夢で見た国の女戦士に姿を変えていた。そして目の前には、鈴木さんに瓜二つの少年が。その少年は須藤に“シュトヘル”と呼びかけ…。

面影丸

面影丸

帝の忍び・高辻衆を束ねる当主が殺された。面影丸は当主の後継・大悲とともに、高辻衆の秘密が記された『目録』を探して、闘いの旅へと身を委ねるが…!? 冴え渡る刃のごとき筆致が快感を誘発する、ネオ時代劇ロマン登場!!

試し読み
皇国の守護者

皇国の守護者

地球に似ているとある星、その海に浮かぶ島国である<皇国>に北方より<帝国>が突如来襲した。一介の兵站将校に過ぎぬ新城直衛(しんじょう・なおえ)は惨敗を喫して撤退する味方の時間稼ぎのために<帝国>の進撃を食い止めることを命ぜられ…

試し読み
これはもう家宝にしますにコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。