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【電子限定!雑誌掲載時のカラー扉収録】恋を休んで気づけば10年………「彼女ってどうやって作るんだっけ?」35歳オトコの恋愛まちがい探し 実家暮らしの会社員・向井くん(35)は、気づけば10年彼女がいない。最後の元カノ・美和子には、「守ってあげたい」と囁いたら「守るって何?」と詰められフラれた。元カノへの未練を引きずって“恋愛”や“結婚”が遠のいていた向井くんだが、派遣社員の中谷さんが可愛く思えてきて――? 元カノと新たな出会いの狭間で惑う、向井くんの恋愛まちがい探しスタート! 男女の恋愛観のズレをリアルに描き出す、ねむようこ最新作!!
男としての誇りは「好きな女を生涯かけて守り抜く」ことだと信じていたから読んでいて泣きだしそうになった。守るべきお姫様が「私、護ってもらうほど弱くないよ」と言い出したら、騎士になりたかった男はどうすればいいのだろう。理想と思っていた家族の情景が時代遅れと成り果てたのだと悟ったなら、変化を受け入れないと行けないのだろうか。個人的には、過去へのこだわりを捨てて変化を受け入れる道も、つっぱって心の中にある幻想を信じて生きる道も、どちらも肯定される世界であってほしいです。
どっちかにしなきゃならないことはないと思うので、好きな女性がいたとしたらその人とのいい関係を築いていけば良いのかなと。
「守る」という言葉が響かない女性がいるように「男は女を守って当然」が負担に感じる男性もいると思います。対女性で考えるのではなく、対個人で考えるという感じで。まさに主人公の向井くんは自分の正解がわからなくてフラフラぐるぐるしてる代表ですね。向井くんみたいな人って多いんじゃないですかね。
愛というのは自分より相手のことを大切に考える気持ちだと思う。だから、女性が守ってほしいと思うなら、「好きな女を生涯かけて守り抜く」のは愛だけど、守られるのが好きじゃない女性だったら、それは男性の自己満足だと思う。別に自己満足も悪くはないけれど、相手の女性が受け入れるかどうかはわからない。守られるのが好きじゃない女性が、「守り抜く」のを許容しているとしたら、守られているのはどっちだろう?