いつか読んでみたいな〜と思いつつ、2017年に復刊した青版でさえも古本屋で7500円になっているのを発見して絶望していましたが、私と同じような人がたくさんいたのか、めでたく再復刊!ようやく手に入りました。
ウワサの名作とあって期待値は爆上がりでしたが、いざ読み終えると頭の中が「?」になりました。率直に言うと「思ってたのと違う!」みたいな。でも誰が読んでも1回目はそういう気持ちになるんじゃないかな。
なんて言ったら適切なのか分からないけど、ストーリーの展開の仕方がすごく独特で、シーンの間に繋がりがなくて点を見せられてるような。しかも核心には絶対に触れないの。だから2回目からは点を線にしたくなるし、あえて描かれなかったことに思いを馳せちゃう。
ストーリーの分かりにくさと、ヒロイン・麗花の内面の複雑さがリンクしているのが、読後感をさらに高めますね。明るくポップで悲しい話でした。
LV20(ハタチ)で邪神を倒す旅に出た勇者エヴァンも今年でLV41才。
勇ましく戦う姿は変わらないもののカラダは確実に”おっさん”になっているのだ…という物悲しい雰囲気が笑えます。
ゴラクで異世界ファンタジーなんてどうなるんだろうと思ってたんですけど、「こういう路線か〜!」って納得。絵のすごさと話のギャップがいいですね。
雑誌読む楽しみがひとつ増えました!
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