名無し1年以上前編集「マウス」は10年以上前に読んだのですが、今でもたまに思い出すことがあるほど記憶に残る作品です。アウシュヴィッツの過酷な描写ももちろん印象深いのですが、あまりにも過酷な経験により猜疑心が強く共感性を失ってしまった父親との関係に苦しむ作者の切実さがとても心に響きました。 人間性を損なうような辛い行いが、当事者だけでなく、時代を超えて様々な人に大きな傷を残すのだとこのコミックではじめて知ったような気がします。 次回以降の海外漫画の紹介も楽しみにしています!7わかるfavoriteわかるreply返信report通報
マンバ1年以上前昨年1年間、マンバ通信の「海外マンガだってマンガなんですけど―邦訳で読む10年代の世界マンガ」という連載を通じて、2010年代に出版された海外マンガを紹介してきた。筆者がグズグズしていたせいで結局8作品しか紹介できなかったが、それでもヨーロッパ、アメリカ、アジアと、世界に多様なマンガが存在していることの一端はお伝えできたんじゃないかと思う。2010年代に出版されたすばらしい海外マンガはまだま... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=10846) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信第1回 グラフィックノベルの古典中の古典―アート・スピーゲルマン『完全版マウス―アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語』
「マウス」は10年以上前に読んだのですが、今でもたまに思い出すことがあるほど記憶に残る作品です。アウシュヴィッツの過酷な描写ももちろん印象深いのですが、あまりにも過酷な経験により猜疑心が強く共感性を失ってしまった父親との関係に苦しむ作者の切実さがとても心に響きました。
人間性を損なうような辛い行いが、当事者だけでなく、時代を超えて様々な人に大きな傷を残すのだとこのコミックではじめて知ったような気がします。
次回以降の海外漫画の紹介も楽しみにしています!