拷問と見せかけてもはやご褒美
深爪しちゃった、トゲ刺さっちゃった…などなど日常的な痛みをテンポよく追体験させてくれる作品。ストーリーがあるわけではなく、読み進めるごとに痛みがパワーアップしていきます。 想像がつかないような痛みではなく、わかる痛みだからこそゾクゾクします。 痛いのなんでも大好きなんていうプロフェッショナルはなかなかいないと思いますが、架空の痛みを想像するのは大好きっていうひとは結構いるんじゃないかと思うので(少なくとも私はそうなので)、そんなアマチュア〜セミプロくらいの人にとっては完全にご褒美作品です。 重たいドアの蝶番とかパワーウィンドウを見ると指挟みたくなったり、口内炎できるとレモン齧りたくなったりする人は必読です。 これからは余計な妄想せずにこの漫画を読みます。ありがとうございます。
思わず「痛いッ!」と叫んでしまうようなエピソード集。見たら絶対に後悔するとわかっていても読んでしまった。視覚に訴える形で、切り傷、すり傷、打撲、ヤケド、骨折などあらゆる痛みを疑似体験できます。各章ごとに「痛みレベル」が増し、読み手が耐えられる限界を配慮した優しい(?)構成になっています。ホラー漫画家・御茶漬海苔氏ならではの恐怖の一冊です。