思い込み厳禁
だめだギャル語は無理かもしれない、目が滑る…と思っていたはずが、いつの間にか気にならなっており、さらに一巻をスルッと読んでいました。 そして「ギャルたちの掛け合いを見ていると幸せになるね」と、二巻へ当たり前のように手が伸びていました。 二巻のあとがきで知ったのですが、一巻には箸にも棒にもかからないような、すごく嫌なキャラクターは出てこなかったんですね。 ピュアな二人の恋路の始まりをうふふと眺めていたら読み終えていた理由は、そこにあったようです。 外見的にはチグハグに見える二人が、性格的には相性が良さそうで、うまくいってくれ幸せになってくれと願ってしまいます。 ちなみに町田が舞台なので、町田に思い入れがある方はより楽しく読めそうです。
良き良き良きの嵐
純粋黒ギャルの玉緒と地味メン文学青年山田が町田で出会う純な恋愛漫画
設定はシンプルだけど独特な読み味があって好き好き好き
本当お互いを尊重できる関係は文字通り尊いですね......
相手を好きになり相手のことを知ろうとする行為ってのは言うなればオタク的感情であり、だからこそ僕にもめちゃくちゃ共感できた
その結果構築されていくスーパー幸せな空間にいつまでも浸っていたい作品です
キャラを形成する背景がめっちゃ練られててそれが素直に表情に出てるのが玉緒の魅力だと思う
そして地味で面倒くさい性格だけど案外決めるとこは決めるし欲しい言葉をバシッとくれる山田にも読者はドキッとする
そんな主役二人がプラスにもマイナスにも表情豊かなので感情移入しやすくて世界に入り込んじゃうし
展開の早さも読みやすさに一役買ってて一気に読んでしまう
7話表紙の二人が小さいながら既に完成されて好き
心の深いところに優しくぶっささるので気をつけて読んでください