ゾンビものにはまだ可能性があるにコメントする
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空腹なぼくら

斬新すぎるゾンビマンガ

空腹なぼくら 友安国太郎
六文銭
六文銭

ゾンビ映画やドラマって以前はB級ホラー臭漂うものでしたが、昨今、あらゆる面でハイクオリティになってますよね。 描写的にも、ストーリー的にも。 ただのパニックホラーからヒューマン・ドラマまで、ゾンビには無限の可能性があるなぁと感じてます。 マンガも然りです。 本作は、数あるゾンビ作品のなかでも、まだこんな話ができるのかと唸りました。 さて、その内容なのですが、 ゾンビによって人類がほぼ絶滅な状況のなか、主人公もゾンビになってしまう。 しかし、主人公は他のゾンビと違い、人間同様の知能と感情が残っており、人間とゾンビの狭間の存在となる。 そこで、彼はその知能を使って、ある計画を考える。 それは残った人間を繁殖させ、ゾンビたちの食糧を確保するというもの。 これによってゾンビ界の神になろうという目的だ。 冒頭から人間の男は確保できていたのだが、つがいとなる女性を探して話はすすむ。 そんな中現れたのが、人間時代に未練を残し別れた元カノ。 彼女を使って計画を実行するのか? ゾンビになった主人公の葛藤が描かれます。 感情があるがうえの葛藤。ゾンビと人間の対比が見事です。 また、ゾンビから逃げるか・戦うかのストーリーが多いなかで、ゾンビになって自身の野望を実行するとか秀逸です。 とにかく気になるところで話がグイグイすすむので、あれよあれよで読んでしまいます。 胸糞悪い展開も、良いスパイスとなって、これがまた良い。 まだ1巻しかないのですが、今後どう転ぶのか楽しみな作品です。

鬼ゴロシ

昏睡から目覚めたジジイによるハードな復讐劇!!

鬼ゴロシ
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)

まだ読んでるところ4話目だけど、かなりハードで面白い!! 街のヤクザたちぶっ倒しまくって無双していた主人公が、5人の仮面被った男たちに嫁と娘を殺され、自分の頭に銃弾ぶっ込まれて植物状態で15年刑務所にいて、出所して子分にお守りされながら飲み行ったら潰した組のやつに包丁ぶっ刺されて道端に放置されて警察に見つかって連れてかれて、運悪く近くで起きてた一家殺人事件の重要参考人として尋問されたら、刑事が自分の家族殺した仮面のやつと同じ話を始めて・・そして、15年の眠りから意識を取り戻す!!!!ここまで一話!! ここから凄絶な復讐が始まる!!!! 熱い!!熱すぎる!!!! 河部真道先生の漫画は、鎌倉末期の『バンデット』、近未来のディストピアを描いた『KILLER APE』と、それぞれ時代こそ違えど、濃くて熱い殺し合いの物語が展開されてきた。 そして今回、ついに現代! そしてこの土地では過去から鬼憑の伝説があるということで土地の背景と業も背負っている!! これからどうやって復讐していくのか、5人は一体誰なのか、ミステリー要素もありつつ楽しみすぎる~!!! 早くも実写映画化してほしい!

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