sinkで出来ていたことが出来ていない
漫画家としての作者の実力はここで記述するまでも無い程に圧倒的なのは周知の事実である。しかし、この作品においては、その実力を発揮しきれていない。サスペンスにも関わらずコマ割りが細かくテンポ良く進むため、サスペンスが必要な箇所でなんてこと無い日常の様に進んでいってしまう。ましてや大ゴマにする必要の無い箇所で大ゴマにしてしまっている。絵の造形も不気味な雰囲気が失われギャグのキャラ造形になっている為、ここでもサスペンスが失われる。sinkで出来ていたことが何故出来ていないのだろうか?
「ボクが大好きブロッコリーは昔は観賞用でしたが昭和50年代から食用となり…」と、買われたそばからめっちゃ喋るインコのピピ。
しかもすごく博識で、ちょっとした豆知識や面白話を家族に披露してくれます。大根とか小松菜とか、ピピちゃん野菜に強い。
家族みんなその知識に感心しつつも、オチではインコに教わっている複雑さが拭いきれない顔をしているのが面白かったです!
直球すぎるタイトルで笑ってしまったのですが、これ本当にどなたかの代原だったのでしょうか…?気になります。
(画像は本編より。大根はヒゲは一直線上にまっすぐ生えているやつが甘いらしい)