下心と、駆け引きと。ヨネダコウ先生傑作集
何でも運ぶ「運び屋」と「ヤクザ」のちょっと危ない話。 色気がもうすんごい。たまらん。初っ端から良すぎてドキドキしました。全体的に漂うどこかアンニュイな雰囲気はさすがヨネダコウ先生という感じです。キャラクターたちの表情から伝わる感情や、ふとした仕草や言葉の応酬が丁寧で色っぽいです。大好き。 他の短編も最高だったのでぜひ。
「今一瞬、アンタにむしゃぶりつきたくなった」運び屋の唐島は、どこか秘密めいていて色気のあるヤクザ・穂積の仕事を引き受ける。惚れて、探って、騙して、裏切られ……はぐらかされた本心はいつも見えないまま。黒社会の駆け引きと大人の恋の心理戦は、やがて息を呑む圧巻のラストへ――。他、笑わない営業マンと整備士それぞれの視点で紡がれる「リプライ」、男子高校生の恋の始まりを爽やかに描いた「感情スペクトル」。男と男の感情を精緻に描いた傑作集。
「今一瞬、アンタにむしゃぶりつきたくなった」運び屋の唐島は、どこか秘密めいていて色気のあるヤクザ・穂積の仕事を引き受ける。惚れて、探って、騙して、裏切られ……はぐらかされた本心はいつも見えないまま。黒社会の駆け引きと大人の恋の心理戦は、やがて息を呑む圧巻のラストへ――。他、笑わない営業マンと整備士それぞれの視点で紡がれる「リプライ」、男子高校生の恋の始まりを爽やかに描いた「感情スペクトル」。男と男の感情を精緻に描いた傑作集。