吉本浩二先生の「淋しいのはアンタだけじゃない」は、エッセイというかドキュメンタリーになるかと思いますが、聴覚障害の想像を絶する実態をマンガ表現を駆使して描かれてます。
最後に明確な着地点があってスッキリ終わるような漫画ではないんですが、あの佐村河内氏にも取材を行って、そのようすも描かれているので興味があればぜひ。全3巻です。

1巻出る頃に森達也さんの「FAKE」が公開されて、そっち見てから読んだんで色々興味深かったです。もっと読みたかったなあ。

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淋しいのはアンタだけじゃない

淋しいのはアンタだけじゃない

かつてなかったマンガになるのではと思われます。[ブラック・ジャック創作秘話]、[さんてつ]を送り出してきたマンガ家・吉本浩二さんは、日本福祉大学のご出身。ただ福祉関係からは遠い職歴でした。そんな吉本さんが、あるご縁にも助けられ、聴覚障害の世界を描くことに。そしてご縁は不思議な糸でつながっていき………。マンガならではの表現で、聴覚障害が、そしてストーリーが描写されていきます。日本中を騒がせた、あの佐村河内守氏の事件も取り上げます。この件は既に映像作家の森達也さんが映画にされると発表されていますが、森さんと吉本さんはお会いしたものの、互いにその内容については関知していません。新しいドキュメンタリーマンガであり、且つ、ミステリーとも言えるかもしれません。ぜひ最後までお読みいただき、読者の皆さんにも一緒に考えていただきたい、そんな内容です。