あらすじの通り、セーラー服で学校に通うMtoFのアキラがバカにされないように学ランで通い始める幼馴染のヒメという、ヒメの剛直なカッコよさが現れる導入の作品だけど、物語はそれで終わらない。
ヒメの行動の原動力は「アキラに嫌な思いをさせたくない」の一心なんだけど、2話以降では「思いが強い=正しい」とは限らないという事を含め、様々な人の考えにヒメが触れることになる。表紙や導入からはセクシャルマイノリティがテーマのように見えるけど、本質的にはこの作品はヒメの成長の物語なのだと思う。勿論タイトルにあるように恋愛の要素も見え隠れするんだけど、それよりもっと深く本質的なところからヒメの感情を掘り起こしていき、彼女やその周りの人々の成長を見守る作品になっていきそう。
1巻まで読了。

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こないでコウノトリ

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主人公・御子柴エリ(30歳)と御子柴雅之(30歳)は、結婚5年目の子なし夫婦。エリは仕事を辞めてからパート主婦として忙しい日々を送っていた。ある日、夫から「子どもを作らないか」と誘われる。即答できずにいると夫の鞄から離婚届が──。産まない女は無価値なのか、日々を生き抜く女性たちを取り巻く“しがらみ”が描かれる待望の1巻。(著者名:たかせうみ/初出:GANMA!1~7話掲載分)
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