悲しい結末がなかった…
悲しい結末がなかったら、ふたりはどうなっていたのか考えている。いわゆるハッピーエンド的なものがあったのかどうか。 セッちゃんがセッちゃんのまま最後まで生きられたのは案外よかったのかな、と思えなくもないけど残された側はもうどうしようもない。あっくんは泣いたりしたかな。 この作品がCanCamのウェブサイトで連載されていたのが不思議な気がするけど、キラキラ可愛い世の女の子たちも空虚さを抱えて生きてるのかな、人間なんだな
セッちゃんのセはセックスの「セ」。誰とでも寝てしまう女の子・セッちゃん。誰にも興味を持てない男の子・あっくん。交わらないはずだった二人の生活と人生。でも、理不尽な「暴力」が世界を分断して。二人は、「こっち側」で肩寄せ合って。そして、最期はとてもあっけなくて。「わたしもう間違わないのかもしれない」――気鋭イラストレーター・大島智子による初の漫画作品、待望のコミックス化。
このコマのこのモノローグ なんかわかるんだよな
自分がこっち側でいるためにこの子が必要って表現
磯丸水産に一緒に連れて行くって表現も好き
トイレで正論を並べられるのを雑音で聞こえないようになってる表現も好き
妹に差し歯を買ってあげられずに泣くセッちゃんもわかる
天井を撮り続けるセッちゃんもわかる
セッちゃんという人物、読み終わったあとに好きになってる