死都調布」の斎藤潤一郎新作シリーズ『武蔵野』の第一話を読んだ。
作者自身を思わせる漫画家の男が
埼玉県の高麗で民家に一泊する話で
斎藤作品で誰も死なずかつ暴力がない(!)というのは新規軸ながら
あまりぱっとしないつげ義春のパロディー以上ではないかな、と。
結論としては
つげ作品がいかに色彩に富んだユートピアかを再確認するよい機会には
なったというところだ。

武蔵野 【第1話「高麗」】絶望した漫画家は都会でも田舎でもない黄昏の境界へ……

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ユートピア

ユートピア

姉が死んだ。唯一の肉親でこの世で最も嫌悪する女・奥山律子が死に、29歳の新聞記者・奥山塔子は勤め先のニューヨークから日本に帰ってきた。そこで塔子は姉の驚くべき遺言を受け取る。その内容とは… 32歳の姉の18歳の幼夫、音彦の面倒を見て、3月までに音彦をT大に合格させる事。成功報酬は… 3億円?! だけども若い音彦は同居人の塔子を「女」として見ていて、姉の屋敷には塔子にしか見えない姉の幽霊が居座っていて…?!