ネタバレ

やられたなぁってなるのは、やっぱり主人公の吉乃がいきなり腎臓を400万で売ってきて、札束入りの袋を深山の机に叩きつけるシーン。
序盤、吉乃はビジュアルからもヤクザの娘っていう設定からも明らかに強気で性格悪そうな女の子だろうなって思うんだけど、深山と比べると、発言や在り方が常識的。だから読者は吉乃の方に共感しながらも「案外普通の娘なのかな?」って思いながら読み進める。
だから深山のヤバさに気を取られているうちに、いきなり主人公が、「腎臓売ってきた」と紙袋を叩きつける。そりゃぁ深山も読者もシビれるわ。
深山のキャラが全然読めないのもいいし、いきなり啖呵を切る主人公はカッコいい。読者を気持ちよくノセたり、裏切ったりしながら物語を魅せてくれる。面白いなぁ…

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らいせはたにんがいい
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来世は他人がいい(3)
来世は他人がいい(4)
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二人は底辺

二人は底辺

主人公の染井吉乃は13歳。ヤクザの家の娘ということで、学校でも浮いた存在だった。そんなある日、彼女の祖父が翔真という少年を引き取ると言い出し――…。吉乃と翔真と出会いのエピソードが43ページにわたり描かれます。『来世は他人がいい』(刊行:講談社)『春の呪い』(刊行:一迅社)などで大人気の小西明日翔のデビュー読み切り、気鋭の新人のフレッシュな魅力をお楽しみ下さい。 ※コミックゼロサム2015年9月号に掲載された『二人は底辺』と同じ内容になります。

春の呪い

春の呪い

妹が死んだ。名前は春。まだ19才だった。 妹が己のすべてだった夏美は、春の死後、家の都合で彼女の婚約者であった柊冬吾と付き合うことになり―…。 妹の心を奪った男との季節が巡り始める。 新鋭が贈る話題の初連載作、待望の第1巻!!

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