優しい箱庭から絶望の世界へ。まさしく巨弾と呼ぶに相応しいダークファンタジー。主人公が独りぼっちで帝国に復讐をする。一話だと道筋が見えづらいが、わざわざ取り上げた「織田信長」キーになりそう。巨大で悪辣な「人」にどう立ち向かうのか、楽しみ

たしかに悪辣な帝国の「人」に知恵を貸していた「ノーム」は憎まれるよなぁ。弱りきった村民に信長の戦法を教えて、逆襲する。ここから復讐が始まるって感じがしてよい。ドリフターズのエルフ国のときのようなワクワク感、よき

なんという完成された序盤!
第2話の時点で期待値がMAX振り切ってる!
ダーク、復讐、下克上タグ好きにはたまらない作品です!

物語の中でちゃんと世界観の説明がなされてるから、復讐譚にすっと入り込んでいける。善良だったノームが悪辣な戦法を使うってシチュエーションもたまらないな

ゴブリンの村を旅立つまでの、ちょっとした小話にキャラの魅力が滲み出てていいなぁ。
とくに唐突なおっぱい談義とか、青年マンガらしくて楽しい。

殴ったあとに「殴るぞ」って言わせたり、そのあと主人公モザイクになるのも伝統的ギャグ手法でよき。

そして、笑わせたあとにおばあちゃんからローブもらったりしてしんみりさせられて、1話1話が濃厚な気がする。

帝国の残虐さが史実の信長にかぶる
実はすでに帝国は信長の兵法について充分な知識があったりすんのかな

「軍鑑」って、そもそもなんだっけって思って調べたら「甲陽軍鑑」っていうのが出てきた。これはどうも武田氏が編纂した軍書らしい。って考えると「童子軍艦」は、主人公そのものを表しているんじゃないかな。生きた童子の軍書的な

どっちかっていうと王様はふつうにいい人だけど次くらいに死んで、弟が帝国に服従を選びそう。そんで気の弱い兄と主人公が組んで、帝国を打倒みたいな流れになる気がする

帝国のひと(?)たちが怖すぎて、勝てる気がしない。
兄王子以外の民が全滅するの覚悟で次号を待つ……。

帝国、権謀術数に長けてるな。ただでさえ数が圧倒的なのにちゃんと頭の回る策士タイプまでいるの絶望だ

前話の、一人を助けることを良しとしたエピソードが伏線になった上での蹂躙つら。
ゴブリンみたいな異形はさておき、ダークエルフさんは防ぐの無理やで……。

だめだ、正体あっさりバレてもーた。勝てない。オワタ。(←主人公無双系にどっぷり浸かったメンタル最弱読者)

日常モードのちょっとした会話が楽しい。
そしてフェイの悪巧み顔が頼もしい。
命からがら逃げ延びる展開が続いてるから、そろそろ反撃して欲しいな。

ひとつひとつの章が綺麗に終わるなぁ。
章立てというやり方は、今のご時世あまりウケないと言われてるけど、やっぱり素晴らしい。
このまま一人ずつ仲間を増やして超大作になってほしい!

兄弟の確執なんて、この物語の中では小さなエピソードなのに、そこで心を動かされてしまうから本当に上手いと思う。
次は軍師様の活躍に期待!

六道闘争紀

六道闘争紀

荒廃した世界、地下に逃げた人々を夢中にさせた” 闘い ”があった――。肉体に埋め込み体を変形させる機械‘番装義鎧‘で殺し合い、“ 最強 ”を決める、六道(ろくどう)トーナメント。富・名声・力を手に入れた、たった一人のチャンピオンは、まさに世界の王様と呼ぶにふさわしい存在となる。一方、少年・縁は、華やかなトーナメントから遠く離れたスラムで、捨てられた義鎧を売って生きていた。突然、義鎧の人体実験に巻き込まれ、崖っぷちに立たされた縁は……。”最底辺“の少年が、” 世界の中心 ”を目指して!。新装版描きおろしおまけ漫画付!。最凶決定下剋上バトルアクション、ここに開幕!※本作品は、2023/5/31まで発売されていた『六道闘争紀』の再編集版となります。

六道闘争紀

六道闘争紀

終末後の世界に、人々が熱狂する最凶の娯楽があった――。それは、義鎧と呼ばれる特殊機械で殺し合い、“最強”を決める、六道(ろくどう)トーナメント。チャンピオンは富、名声、力を手に入れ、まさに世界の王様になる。一方、華やかなトーナメントとは程遠いスラムに、少年・縁は、捨てられた義鎧を売って生きていた。ある日、義鎧の人体実験に巻き込まれ、絶体絶命の状況に陥った縁は……。“最底辺”の少年が、“最強”に出逢ったとき、世界は一変する! 『童子軍鑑』の小田世里奈が描く、最強決定成り上がりバトルアクション、ド派手に開幕!

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